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8回大会記念公演「党をうたう」の見どころ紹介

執筆者の写真: chochongchochong

2021年1月、ウリナラでは一大イベントである朝鮮労働党第8回大会が開催されました。

一週間にわたって行われた党大会ではウリナラが進むべきこれからの道しるべとなる設計図が描かれました。

新たな5か年計画などホットな題材はありますがこのブログでは党大会ではなく、そのあとに行われた祝賀記念公演について書きたいと思います。


ウリナラでは9.9国慶節や10.10党創建記念日などの機会があるごとに記念公演が行われることが多いです。

一大イベントである党大会ももちろん大規模な公演がありました。


報道を通して行われたのを知るわけですが湧いてくる心配が一つあります。

TV報道されてYouTubeでみれるようになるのかどうか。

TVというのはウリナラが運営する朝鮮中央通信のことです。ここで流れれば大体後日YouTubeで見ることができます。

過去には行われたことを知りつつも報道されず日本では見ることができなかった公演もあります。


党8回大会の公演は何がすごかったか!?


1.マスゲーム「アリラン」公演を舞台上でやってる!

5.1競技場でおこなわれたあの大迫力が科学技術と融合して舞台の上で演出されている姿に一番興奮しました。

報道内容を引用すると

“チュチェ芸術の発展面貌(めんぼう)を見せ、声楽と器楽、舞踊とマスゲームが朝鮮式の3次元マルチメディア、特色のある照明、垂直バックグラウンドと立体的に調和して荘重でありながらもうっとりする芸術の世界を披露した大公演は、観客の絶賛を博した。”

とあります。


モランボン楽団や三池淵管弦楽団の公演みたいな音楽だけではなくマスゲーム「アリラン」や朝鮮舞踊に科学技術、映像などすべてを掛け合わせた壮大な公演となっています。

出演者には芸術団体や芸術家だけでなく、スポーツマンに学生まで含まれています。


2.ダンスに新しい風!

舞台演目においても変化が見られました。

影舞踊では人がシルエットだけで動物や木など出てくるすべてのものを表現します。

名曲「황금나무 능금나무 산에 심었소」に沿って物語が展開されるところに真新しさを感じることできるでしょう。

タップダンスでは一糸乱れぬタップだけではなく、服が光ります。光ります。

あれは蛍光灯?でしょうか。暗闇のなかでも見れるという演出があります。


K-POPが世界を風靡するなか独特な方向に進んでいるのがダンスです。

律動体操が主流な文化なので、流れるような動作に戸惑うかもしれませんが、それはそれで面白いです。ウリナラの文化が一番強く表れているのがダンス達でした。


3.新曲公開!

正式な歌詞が発表されたわけではありませんが、過去の公演やウリノレをカバーしているマニアからするといずれも聴いたことがなく、どうも新曲のようです。

今回発表されたのは2曲。

「党にささげる頌歌」(1:21:10~)、「オモニ」(1:27:25~)です。



おうち時間が増えたのでいろんな動画やコンテンツを楽しむ機会が訪れているのではないでしょうか?

あまり関心を寄せてこなかったけど、これを機にウリナラの芸術に触れてみるのはいかがでしょう?




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