同盟員を拡大した経験
朝青東京 足立支部
経験概要
朝青組織が同胞青年の生活圏に根ざし、多種多様なニーズを実現していくことで、今まで朝青とのつながりが希薄だった同胞青年たちと幅広く、より深くつながることができる。
経験内容
朝青足立支部では同胞青年第一主義を掲げ、朝青組織を同胞青年の支持と信頼を得る組織として強化し、同盟員を拡大する事業に注力してきました。
ここではいくつかの経験を紹介いたします。
①班の活性化
足立支部は数百名もの同胞青年が居住している、日本有数のマンモス支部ということもあり、幅広い同胞青年を束ねるためによりミクロな単位で活動できる班活動を重視しています。
実際、同胞青年の特性や要求は様々で、数百名の同胞青年の要求を支部常任委員会で共有し、実現していくのは極めて困難であります。
例えば、活動時間一つを取っても、多数に合わせようと17時定時の会社員の予定に合わせた活動のみを行うと、24時に仕事が終わる飲食店勤務の子は朝青活動に参加したくても参加することは許されません。
そのため、支部より少数単位であり活動の自由度が高い班を重視し、幅広い同胞青年の声を拾い実現する、いわば【生活拠点としての班活動】を心がけています。
班委員会では、訪問活動などを通じてキャッチした同胞青年の様々な要求を実現できるように活動ごとにターゲットとテーマを明確にする工夫を凝らしました。
例えば、飲み会は好まないけどスポーツが好きというターゲットのために、スポーツイベントというテーマで班モイムを開催してみたり、飲食店勤務の青年たちが参加できるように深夜も続く12時間イベントを行う。といった具合です。
このように、より幅広い同胞青年の声に耳を傾け、ターゲットとテーマを明確にした班活動を活性化させることで、同盟員たちが参加してみたいと思える魅力のある場になり、参加した同盟員は「次はあの子も誘って一緒に行ってみよう!」と同胞青年コミュニティの輪を広げていってく主体にもなりました。
②世代別イベントの開催
「朝青の活動に参加してみたいけど、分からない人ばかりだと不安だ。」
このよう意見を持つ同胞青年はどの地域にもいるのではないでしょうか?
とりわけ人数の多いウリ支部では、このような意見を持つ同胞青年が多く、長年の課題でした。
足立支部ではこの問題を解消するべく、まずは同級生の世代別イベントを行い、親睦を深めてもらい、その後徐々に朝青活動に参加しやすくしていきました。
例えば、高3の日校生を卒業後に朝青に迎えるために、朝高生の高3に在学中に役割を与え、卒業前の在学時(卒業を待つだけの期間は暇なんです)に同級生イベントを企画し支部会館で食事をしたり、その場で朝青について理解を深める場を設けました。
卒業生はその後、卒業生祝賀会に参加し、結果的に今期に日本学校を卒業した対象者の6割以上が朝青に加盟することになりました。
また世代別イベントの中でもかれらに具体的な役割を任せることによって、地域同胞社会やウリハッキョに貢献する体験を通じて、自分が朝青の一員としての自覚を持ち、積極的に活動に取り組んでいけるように心がけました。
20歳を迎える同胞青年を対象にした祝賀モイムのタイミングでは祝賀モイムとは別に、かれら自身が謝恩会を企画、準備し、家族や当時の先生方、同胞や朝青員を動員し、成功を収めることによって、自分たちが同胞社会に与えることのできる力を実感し地域のためにに朝青活動があるということを実感することができました。
結果的に20歳祝賀事業を通してかれらは朝青に加盟しただけではなく、加盟後も朝青活動で具体的な役割を果たしています。
このように、足立支部では同盟拡大に力を入れ行った様々な活動を通して、第25次大会後から25名の同胞青年を新たに同盟員に迎える成果を上げることが出来ました。
同盟員たちのための活動を同盟員の力をもって推進したとき、朝青への参加人数を増やし、同盟員数も増える。それは結果として、朝青支部としての力に繋がるのだという大切な経験です。